錆びて劣化しなければ、50年以上も持つとも言われています。一方で、缶詰は重く堅い!といった弱点があり、それを解消しようと現れたのが、保存技術の優れた合成樹脂です。1968年には、常温で保存できる『レトルト食品』の代表「ボンカレー」が発売されます。レトルトとは高温で殺菌する技術で、アルミを間に挟んだ『アルミパウチ』が登場すると、賞味期限は2年に延びました。90年代になると、容器そのものが脱酸素剤の働きをする物が登場。外部からも内部からも酸素を遮断する「サトウのご飯」は、容器のままレンジにかけられる画期的なものとなりました。ただし・・・ロングライフ製品といえども、開封すると劣化が始まりますので、早めに食べきることをお忘れなく。