写真左から、「シナモンスティック」「花椒」「ローリエ」。

🤎シナモン=ニッケイという木の樹皮を発酵させた上、乾燥させて作ります。かすかな辛みと甘みがあり、爽快な甘い香りが好まれます。スティックは果物のコンポート、カレーや煮込み料理、スープ、ピクルスの香りづけに使ったり、コーヒーや紅茶、ワインに添えたりします。パウダー状のものは、クッキーやケーキ、パイ、アイスクリームに多様に使われます。初めての人には、手軽に使える”シナモンシュガー”がお奨めです。

🖤花椒=チャイニーズペッパーという果実を乾燥させ、種子を除いて果皮をスパイスとして利用します。中国料理の炒め物、肉の煮物、漬物などに利用します。油で炒めるとより一層香りが風味がさらに引き立ちます。パウダーに塩を混ぜた”花椒塩”は、鶏肉や豚肉、天ぷらなどに添えていただきます。

💚ローリエ=別名月桂樹、ベイ、ベイリーフ、文字通り木の葉を乾燥させて作られます。肉や魚介、野菜のくさみをやわらげ、素材の持ち味を引き立たせてくれます。シチューやカレー、ポトフに入れるほか、ピクルスやマリネ、パテやテリーヌの香りづけにも使われます。料理だけでなく、”ポプリ”としても活用されます。

👩‍🍳 薬効としては・・・「シナモン」は体を温め、胃腸の働きを高めてくれます。解熱、鎮痛の効果もあります。「花椒」は健胃、消炎、利尿作用があります。「ローリエ」は神経痛、関節痛、打ち身、ねんざなどの痛みをやわらげる効果があるとされています。😄どのスパイスも、風味を損ねないために、ふたがしっかりできる容器に入れ、乾燥した冷暗所で保存してください。