酒税法ではアルコールが1%以上の飲料を「酒類」と規定しています。『ノンアルコール飲料』はアルコール分が1%未満で見た目や味、香りなどを似せて作っており、法律上はお茶やジュースと同じ「清涼飲料水」にあたり、消費税も8%のままです。ビールメーカー各社によると、ビール類の1~6月の販売数量は前年同期に比べて1割減少、飲食店の休業による業務用の需要減少が原因です。一方で、家庭用が中心のノンアルビールは6%増加、やはり外出自粛で家飲みの機会が増えたからだと思われます。「二日酔いを気にせず飲める」「昼食時にも飲める」「夫の晩酌に付き合えるようになった」など理由は様々ですが、『ノンアル飲料』が日常的な飲み物として定着しつつあると言えそうです。また、各メーカーとも健康を考えたノンアルビールを展開し、「機能性表示食品」などの商品も増えています。キリンビールは体脂肪を減らす効果があるという「カラダFREE」、サントリーは糖質ゼロや内臓脂肪の低減効果をうたう「オールフリー」、サッポロビールは尿酸値を下げるペプチドを配合した「うまみ搾り」を発売しています。尚、注意していただきたいのは、アルコール分の表示が「0.00%」以外の商品には、微量のアルコールが含まれているということです。お酒に弱い人や妊娠中の人は気をつけてください。また、アルコールに似た味で飲酒を誘発する恐れがあるため、基本的にどの商品も20歳以上の飲用を想定しています。いずれにせよノンアルコール飲料も飲みすぎにはご注意です!!。