「大豆」の絞り汁を凝固剤によって固めた加工食品ですが、種類によって作り方は異なります。「絹ごし豆腐」は豆乳とにがりを容器に入れて固めたもので、水分を多く含んでいます。一方「木綿豆腐」はこの固まった豆腐を布を敷いた容器に入れ、圧力を加えて水分を抜いたものです。歴史をみると、木綿豆腐の方が古く、絹ごし豆腐が登場したのは江戸時代になってからです。当時刊行された「豆腐百珍」は豆腐料理の本で、庶民の間で爆発的な人気を呼びました。豆腐の「タンパク質」は、血中コレステロールを低下させるばかりでなく、「ペプチド」が血圧上昇を抑制すると言われています。その他脂肪代謝機能のある「レシチン」や活性酸素の働きを抑制する「サポニン」、女性ホルモンと似た働きをする「イソフラボン}も豊富です。淡泊な味を生かして上手に利用しましょう。