たまには、『和干菓子』というのも乙な物ですよ。◎おのろけ豆=ピーナッツに塩味の寒梅粉(焼いた米粉を細かくしたもの)を衣がけしたもの。◎芋けんぴ=さつまいもを短冊状に切って、揚げた後蜜がけしたもの。◎おこし=米、粟などの穀物に水を加えて蒸し、砂糖や水飴を混ぜて薄くのばして切り分け、冷ましたもの。◎ごかぼう(五家宝)=おこしを水飴で固め、周りに水飴で練ったきな粉を巻いた後、さらにきな粉をまぶしたもの。熊谷(埼玉)の銘菓。◎しおがま(塩竃)=もち粉に砂糖と塩、しその葉を入れて混ぜ、四角い枠に入れて押し固めたもの。塩釜(宮城)の銘菓。◎かりんとう(花梨糖)=小麦粉に砂糖、水、卵、重曹などを混ぜて成形して油で揚げ、煮溶かした黒砂糖や白砂糖を衣がけしたもの。◎南部せんべい(煎餅)=小麦粉に砂糖、塩、卵などを入れ、ごまや落花生を入れて丸く焼いたもの。岩手の銘菓。◎らくがん(落雁)=米、小麦、大麦、粟、大豆、小豆など様々な穀粉に、砂糖と水を加えて練った生地を、木型に詰めて抜き取り、乾燥させたもの。京都を中心に、茶の湯の薄茶用の干菓子として発達、全国各地に広まりました。その他、ボーロやひなあられなど、日本には古くから伝わる干菓子が多くあります。名称も楽しいですね。どれもポリポリ後を引く美味しさなので、食べ過ぎには要注意です!!。