焼き鳥屋さんで食べることはあっても、自分で買って調理するのことはあまりないのが「手羽先」。生徒さんも買ったことがない人が多いようです。脂肪が多くゼラチン質も多い部分です。骨の周りが美味しいので、スープ入れたり、パリッと揚げたり焼いたりするのがお奨め。その他の鶏肉の主な部位として・・・「手羽元」は、ウイングスティックといわれる部分で、脂肪が少ないのでコクを加える揚げ物や、ゼラチン質を生かしてこってりした煮込み料理によく合います。「手羽中」は、脂肪分が多く、グリルで焼くと香ばしく美味しい部分です。骨を1本残して肉をまとめ、チューリップの形にしてから揚げにすると華やかで楽しくなります。「胸肉」は、肉色が薄く軟らかい肉質です。脂肪が少ないのでヘルシーな肉として近年大人気の部位、淡泊なのでサラダやソテーに最適です。「ささ身」は、両胸肉の内側に1本ずつしかない貴重な部位。笹の葉に形が似ていることからこの名がつきました。殆ど脂肪がなく軟らかくてあっさりしています。新鮮なものは刺身や湯引きにするとねっとりした食感が楽しめます。「もも肉」は、もものつけ根から脚にかけての部分で、肉色は胸肉より濃く、鉄分を多く含みます。肉質は固めですが、筋肉の間に脂肪があるのでコクがあります。ソテーにしたり、煮込んだり、から揚げにと万能な部位です。

おうち時間がたっぷりある今、スーパーで見かけたら今までに使ったことのない部位を買って、挑戦してみましょう。新しい味の発見です1!。