正しい『ゆで卵』とは、ツルリと殻がむけて、黄身が真ん中にきているもの。上手に出来れば、応用範囲も広がります。手間がかかりますが、きれいに作る方法をお伝えします。①卵は室温に戻しておきます。②鍋の底にぶつかって殻にヒビが入らないように鍋にふきんを敷き、卵を入れます。水は卵がすっかりかぶるまで注ぎます。③卵4個に対して塩小さじ2を入れます。塩には、卵白を固める働きがあります。④初めは強火、煮立ったら中火にします。煮立ってから2~3分、箸で上下左右を置き換えるように卵をこまめに動かします。黄身の位置を真ん中に定めるためです。⑤半熟=煮立ってから約5分、固ゆで=煮立ってから約10分。煮立ってから13分以上たつと、黄身の周りが黒ずんでしまいますので要注意です。⑥ボウルに冷水を入れておき、玉じゃくしで卵をすくって冷水へ。卵白が縮み、殻との間に隙間ができてむきやすくなります。また、黄身の周りの黒ずみも防いでくれます。⑦殻は、平らなところに打ち付けてヒビを入れます。卵の太い方から脇という順番で。⑧水の中で殻をむき始めます。爪で白身を傷つけないように親指の腹を使って。殻と白身の間に水が入ってむきやすくなります。むきおわったら、すぐにふきんで水気を拭きます。面倒くさいと思わずに、一度試してみてください。理想的な『ゆで卵』ができあがりますよ。