『梨』には、肺を潤し、体にこもった熱を取る働きがあります。熱を持った空咳や喉の痛みをやわらげる働きがあり、かつては、冬に熱を出したときのため、もみ殻に入れて土蔵などの冷暗所で保存しておいたそうです。◎梨のホットデザート=梨を半分に切り、種をくりぬいて氷砂糖をのせ、30分ほど蒸して食べます。咳が出て困るとき、試してみてください。冷え性の人は氷砂糖を蜂蜜に替え、シナモンをかけると体が温かくなりますよ。◎梨のさっぱりデザート=もどした白キクラゲと一緒に煮るだけ、好みで蜂蜜を加えても・・・肌を潤す作用があります。◎梨と豚肉のスープ=豚ももかたまり肉をたっぷりの水からゆで、アクを取りながら弱火でことこと、丸ごと皮付きのまま芯だけ取った梨を入れ、ゆっくり煮込み、塩で味を調えます。咳や痰に効くスープです。スープだけでなく、具も美味しいですから是非残さず食べてください。◎梨とレモンのジュース=皮と芯を取り、適当な大きさに切った梨とレモン汁、水をミキサーにかけて滑らかにします。グラスに注いでレモン1切れを添えます。喉や肺を潤して風邪を予防し、レモンの酸味が疲労回復に役立ちます。『梨』をそのまま食べるだけでなく、ちょっと手を加えてデザートや料理に変化させれば、さらに免疫力アップ効果が期待できます。