会話をするときは、大声を控え『マスク』をすることが大前提です。でも、『マスク』していると互いの声が聞き取りづらいですよね。そこでポイントとなるのは、「腹式呼吸」です。仰向けになってへその下に手をあて、息を吸うときに腹を膨らませ、吐くときにへこませます。座った状態でも練習し、「あー」と声を出します。腹をへこませながら15秒間、声を出します。毎日少しずつ長くして30秒間できるようになれば、声を出すのが楽になります。慣れてきたら「あいうえお」と母音を出してみます。そして次は「音読」です。短めの作文などを選んで、ゆっくり、一つ一つ音をしっかり出して伝えるように読みます。抑揚をつけるなど感情表現は必要ありません。決して無理をせず、できる範囲で。一日5分だけでも声を出す様にしましょう。マスクをせず、大声で話すと8分間は飛沫が舞うという研究結果もあります。また、感染者がマスクをしていても、マスクをしていない相手に大声で話せば、一定の確率で感染するということです。マスクでも通る声が出せれば、大声で話す必要がなくなりますし、コミュニケーションが取りやすくなりますね。イライラが一つ解消されますから、気持ちにも身体にもメリットがあると言えそうです。