夜遅く食べた後、早めに寝ようとして寝付きが悪くなった経験はありませんか?。その理由は・・・消化のために胃腸が動くと熱が発生します。人の体は体温が徐々に下がっていくときに眠気が強まります。消化で熱を発すると体温が下がりにくく眠気を感じなくなるからなのです。夜遅く食べれば翌朝胃もたれを起こし、朝食を抜く事にもなります。そうなると、体内時計が狂い、夜型の生活になるという悪循環になってしまいます。遅くとも、寝る3時間前までには食事を済ませましょう。どうしても夜遅く食事を摂らなければならないときは、揚げ物や脂の多い肉は消化が悪く胃に残りやすいのでやめ、辛い物は体温が上がりやすいので避けること、晩酌も、アルコール類には利尿作用があり睡眠の質を低下させるので、お奨めできません。(体重60キロの男性が日本酒1合のアルコールを分解するには、3時間かかります。)グリシン、GABA,トリプトファンなどの成分が睡眠の質を良くするとされています。グリシンは魚介類に、GABAは玄米や雑穀、スプラウトに多く、トリプトファンは牛乳や豆類、バナナに多く含まれています。これらの食品を積極的に摂取し、規則正しい生活を心がけ、質の高い睡眠を目指しましょう。