私は毎朝の『味噌汁』を欠かしたことはありませんが、毎朝が難しければ、夕食時に是非登場させてください。「昆布とかつお節」で「だし」をとるのは和食の基本ですから、勿論『味噌汁』にも使えばいいのですが、毎日は手間がかかって無理!という人には「煮干しだし」をお奨めしています。水1800mlに対して煮干し30~40g(大きさにもよりますが、20~25本くらい)を用意します。煮干しの頭とはらわたを取り、鍋に水を入れ、煮干しを20分ほど浸けておきます。中火にかけ煮たったら弱火にしてアクをすくい取り、さらに10分ほど静かに煮出します。煮干しを取り出して出来上がりです。煮干しを火にかけず、10~12時間水に浸け取り出す方法でもだしが取れます。前の晩或いは朝用意しておけば、翌日の朝食に或いはその日の夕食に使えて便利です。ただし、暑い時期は冷蔵庫に入れておきましょう。煮干しをフライパンで乾煎りすると、さらに味に深みが出ます。500wのレンジに1分かけても同じ様な効果を期待できます。『味噌汁』は無限大の可能性を秘めています。季節の野菜に、肉魚豆腐類などのタンパク質を加えれば、それだけで立派な一品になります。意外な組み合わせが新しい味を生み出すかもしれません。色々工夫して『オリジナル味噌汁』を作ってみてください。