「味を決める」のは勿論ですが、肉や魚の「下味をつける」「臭みを取る」「水分を抜く」「しんなりさせる」など様々な効果を期待して『塩』は使われます。青菜やパスタをゆでるのにも欠かせません。その目的によって、粗塩か岩塩か精製塩かを選ぶと料理の幅も広がります。塩を振るイミングも大切で、焼く直前なのか、振ってしばらく置くのか。また同じ肉でも、厚めの部分や脂身には多めに塩を振るなど様々工夫するとより美味しくなります。ところで、レシピによくある『塩ひとつまみ』は、親指と人差し指、それに中指でつまんだ量できちんと塩味が感じられる分量です。