そこで『ご飯の美味しい炊き方』をお伝えします。水温が低いほど米が水を吸うのに時間がかかるため、浸水時間の目安は、夏は40分くらい、冬はおよそ1時間と覚えてください。炊き始めの水温が低く、じっくり温度が上がるほどコシが出やすいからです。気温が高い時期は氷を2~3個入れて炊くのも一つの方法です。水道水でも美味しく炊けますが、水道管の劣化などがあれば、ミネラルウォーターを使う方がよいでしょう。但し、硬水は米が硬くなりますので、軟水がお奨めです。夜に炊き上がるように朝タイマーセットをして出かける人も多いと思いますが、吸水時間が長くなると米がふやけ、粘りが出過ぎてコシがなくなりますので、あまりよい炊き方ではありません。特に夏場は水温も上がり食味も落ち、粒々感もなくなってしまいます。大変かもしれませんが、帰宅してから準備を始め、早炊きモードを利用する方が美味しく炊けます。炊飯器に頼りすぎず、とぐ・吸水させる・蒸らす・ほぐすという基本動作を地道にすることが大切です。特に、蒸らしが済んだら時間をおかずほぐすこと!これを忘れずにしましょう。尚、無洗米の場合も、一度軽くすすいで水を取り替えると汚れや不純物が取り除け、釜底に米がくっつくことも防げます。