「免疫力」を高めるためにはどんな食べ物が良いのでしょう。今注目されているのは「腸内環境を整える事」。腸内には免疫細胞の5~7割が存在しています。ウイルスなどが目、口、鼻、腸などから侵入しようとしたとき、粘膜組織が侵入を防ごうと働きます。このとき、小腸などにある免疫細胞から「分泌型IGA」という物質が粘膜に分泌され、ウイルスなどにくっついて侵入を防ぎます。この物質は「乳酸菌」の働きで分泌が促進されます。『ヨーグルトや味噌、納豆』などの発酵食品を摂ること。また、大腸内はウイルスが侵入しないように粘液層で覆われています。その粘液を作るのが「酪酸産生菌」という菌です。この菌は食事で摂取するのは難しいのですが、水溶性の「食物繊維」がえさになるため、食物繊維が豊富に含まれる『海藻や根菜類、芋類、納豆』などを摂ること。つまり「乳酸菌」と「食物繊維」この2つがポイントとなります。