タルタルソースにサンドイッチにお好み焼き、毎日の食卓に欠かせない調味料になっています。日本初の『マヨネーズ』は、1925年食品工業株式会社(現キューピー株式会社)が製造、瓶詰めで発売されました。当時は認知度が低く、整髪料と勘違いされたというエピソードが残っています。急激に需要が伸びたのは、生野菜を食べる習慣が広がり、ポリボトル容器の『マヨネーズ』が発売された1950年代からです。主原料は、卵、植物油、酢の3つ、私が子どもの頃はよく母が手作りしていました。卵黄に酢を混ぜ、少しずつ油を入れて、ホイッパーでかき混ぜ、塩で調味、出来上がるのを見るのが楽しくてよく手伝っていました。手作りだと攪拌力が弱く分離しやすいですが、もったりとして美味しくできあがります。市販のマヨネーズが保存がきくのは、酢や食塩によって菌の増殖が抑えられる上、殺菌した卵黄を使っていること、原料や製造工程における酸素を極力除き、多層ボトルによって酸素との接触を防いでいるためです。その日に食べきるなら、お家で手作りするのも良いですよ。好みのお酢やオイルに替えたり、塩の量を調節したり・・・様々なバリエーションがありますから、試す価値あり!です。