カラオケボックスで『マスク』をせずに部屋の奥で歌うと、飛沫が部屋全体に拡散します。一方『マスク』をつけて、換気口下に立って歌うと微少な飛沫も拡散するのを抑えることが分かりました。バーベキューなど野外の場合は、テーブルを10人で囲んで『マスク』なしで会話をすると、無風状態だと会話をした正面の人に最も多く飛沫が到達、微風が吹くと広がり、風下の3~4人も飛沫をかぶることに。一方『マスク』着用の場合は飛沫を出す人との距離が1m以下でも、リスクはほぼゼロになるとされました。タクシーの場合は、運転手からの飛沫は後部座席との間にパーテーションを置き、運転席の窓を開けるのがベスト、後部座席の客からの飛沫は、外気モードでエアコンを使えば効果的に排出できるとされました。いずれも『マスク』着用が基本です。航空機内では外気の取り入れや高機能フィルターにより室内の空気は3分で浄化されます。ただ座席を起こした状態で『マスク』なしでせきをすると飛沫は前の座席に当たり、後ろに倒すと前の人のところに落ちます。なので咳をする場合は、下を向いた状態でするのが望ましいとされます。いずれにせよ『マスク』の着用で飛沫の拡散を抑えることが可能です。隙間から飛沫が漏れないように、『マスク』は顔に合ったものを着けましょう。素材による飛沫防止効果は、不織布、ポリウレタン、布の順になるといわれています。当初に比べだいぶ安価になりましたから、使い捨ての不織布の『マスク』を使うことをお奨めします。