帰宅時間を気にしないで済むため、つい飲み過ぎる人もいるのでは?。厚生労働省が健康のための目標をまとめた「健康日本21」によると通常のアルコール分解能力がある日本人の場合、適度な純アルコール量は1日平均20gまで。「アルコール度数(%)÷100×飲んだ量(ミリリットル)×0・8」で求められます。平均して1日60gを超えると多量飲酒者(依存症予備軍)と定義されます。今更ですが、多量飲酒は肝機能障害低下に加え,がんや脳卒中など200以上の疾患やけがのリスクを高めるとされています。皆がみな、飲む量が増えたというわけではなく、ストレス解消のために飲む人は酒量が増え、人と交流するために飲む人は減るという二極化現象が起きているようです。ストレス解消だけでなく、経済的なことを含め、生活への不安から飲酒が増える人も。難しいこととは思いますが、①適切な睡眠や食事を心がける②リモートワークの場合は、特に仕事と休憩(運動)を分けて時間を割り当てる③音楽を聴く、DVDを観る、瞑想をするなど,自分に合ったリラックス法を毎日の日課にする④不安で暗い気分になるニュースや情報を減らし、信頼できるメデイアから決まった時間に情報を得るようにする。

毎日飲むなど習慣的な飲酒が始まっていたら危険信号です。飲酒をルーティンにしないこと、飲んだ日のカレンダーに○をつけるのも一つの方法です。コロナウイルスに感染しないよう気を遣う毎日で本当に大変ですが、飲酒が原因で病気になっていしまっては何にもなりません。口幅ったいことを言うようですが「コロナに負けるな!」です。