コロナウイルスを含んだ人工の粘液を紙幣やガラス、ステンレス、木綿などに載せ、湿度を50%に保ち、紫外線の影響を受けない暗室で調べた結果です。室温が20度の場合、木綿を除いて、ガラスや紙幣、ステンレス、ビニールなど表面が滑らかな物の上では、ウイルスが何と28日間も残存、インフルエンザA型の17日間を大きく上回りました。室温を上げるにつれウイルスの残存時間は短くなり、30度の場合は、紙幣で21日間、ガラスやステンレスで7日間、木綿やビニールは3日間となりました。40度だと大幅に短くなったということです。この結果を受け、定期的な手洗いとスマホ表面のこまめな消毒の必要性がさらに明らかになりました。これから気温、湿度とも低くなりますのでより注意が必要です。話は変わりますが、スパコン富岳の調査結果によると、正面に座るより、隣に座った方が5倍もの飛沫を浴びるということです。横に座った方が安全と思っていましたので、この結果はショックでした。一方、座る位置が斜め前だと、横に座った場合の1/4の飛沫になるそうです。皆さんも会食の時などの参考になさってください。