さすがは、ショコラティェが腕を競うフランス。友人宅への手土産にしたり、カフェでつまんだりと生活に密着しています。ヨーロッパにチョコレートがもたらされたのは、スペインの支援でコロンブスがアメリカ大陸へ航海した16世紀。フランスには17世紀に、ルイ13世と結婚したスペイン王女が持ち込んだとされています。以来、上流社会で人気を博するように。今でも職人の頭を悩ませているのが、チョコレートにかかる複雑な付加価値税。ブラックチョコは5・5%ですが、カカオの割合が50%以上になると税率は20%に。ホワイトチョコやミルクチョコは20%、一口サイズのチョコは大きさで税率が変わるということです。