『イワシ』の旬は獲れる地域によって異なり、初夏から仲秋まで美味しく食べられます。『イワシ』の脂には、オメガ3系脂肪酸のDHA,EPAが豊富に含まれています。新鮮な魚から取り入れるオメガ3系脂肪酸は、血中脂質を減らし、血流を良くするなど、動脈硬化予防に役立ち、脳にも良い働きをするといわれています。また、カルシウムの吸収に必要なビタミンDも含まれているので、骨ごと食べれば、骨粗そう症の予防にも効果があります。塩焼きにしても勿論美味しいですが、良質な脂が落ちてしまうのは勿体ないので、新鮮な物を刺身で食べるか、蒸す、煮る、揚げるなどの調理法がお奨めです。酢と共に煮れば、骨まで柔らかくなって丸ごと食べられますから、カルシウムを豊富に摂ることができます。酸味はほとんどとんでしまいますので、好みでしょうゆや砂糖で味をつけると良いでしょう。揚げた『イワシ』とたまねぎをマリネにすれば、血流を改善するたまねぎと相まって健康な血液をめぐらせてくれます。ただ、傷み易く脂も酸化しやすいので、新鮮な物を早く食べることが大切です。旬の物は冷凍物と違って臭みもありませんので、美味しい時期に鮮度の良い物を買い求めましょう。