『モロヘイヤ』の原産地は北アフリカ、中近東、インドなどで、古代エジプトではすでに栽培されていたと言われています。『モロヘイヤ』の名は「王様の野菜」を意味するアラビア語のムルキーヤからつけられました。日本の主な産地は群馬で、他に沖縄、神奈川など、6月~9月まさに今が旬です。その栄養価ですが、βーカロテンはニンジンよりも多く、カルシウムは小魚よりも多く含みます。ビタミンCやE,鉄分、食物繊維も豊富。刻むと出るねばりはムチンやマンナンという成分で、胃や腸の粘膜を保護し、糖質や脂質の吸収を遅らせて血糖値の上昇を抑える働きがあります。柔らかめに茹でたあと氷水に取って色止めをし、ミキサーにかけてだし汁と昆布茶を混ぜた物を加えるだけで、色鮮やかで美味しいピューレになります。冷や奴にかけたり、焼き魚やカツオのたたき、茹でた豚肉などにかけると美味しいですよ。ミキサーにかけなくても葉を刻んで肉味噌と合わせれば、ご飯のお供に栄養たっぷりの一品になります。素揚げしてサラダのトッピングにするのもお奨めです。