『バナナ』は、95%がフィリピンからの輸入物です。次いでエクアドル産、台湾産となります。黄色く熟したバナナは、植物防疫法により輸入禁止となっているため、未熟な青い状態で輸入され、日本国内でエチレンという植物ホルモンを使って追熟加工して販売されます。国産は、岡山をはじめ、沖縄、宮崎、鹿児島、福岡、高知、愛知、千葉、埼玉など全国各地で栽培、通販サイトなどで売られています。そして何と!北海道釧路でも栽培成功、岡山の技術者により開発された特殊な苗を使うことにより、熱帯地方しか育つことのできないグロスミッシェル種の生産が可能になりました。国産バナナは、農薬と化学肥料を使っていないため、皮ごと食べられるのが特徴です。バナナの皮には、歯や骨の維持に欠かせないマグネシウムや粘膜の健康を支える働きのあるビタミンA、タンパク質の代謝を促すビタミンB6,赤血球の生成に役立つビタミンB12などが含まれ、栄養価も期待されます。スムージーを作るときに皮ごと使ったり、天ぷらにしたり、皮ごと焼いて食べるなど様々な食べ方ができます。まだまだ1本1000円以上するものもあり高嶺の花ですが、ウエブサイトではなかなかの人気です。「国産バナナを皮ごと食べる!」時代が近づいています。