「タピオカ」の原料は、南米産のキャッサバという芋の一種です。根茎からとったデンプンを水で溶いて加熱し、それを粒状にして乾かしたものが「タピオカパール」です。2時間ほどゆでるともちもちで透き通った「タピオカ」になります。わたしは、以前から乾燥した物を中華食材屋さんで購入し、家でゆでてココナツミルクと合わせて中華デザートを作ったり、コンソメスープに入れたりと利用していました。ドリンクなどに入っている黒い「タピオカ」を初めて見たときは少々驚きましたが、あの黒い色はカラメルや黒糖でつけているそうで、甘みもついています。「タピオカ」は、栄養豊富で◎カリウム=体内にあるナトリウムを排出する役割を持ち、むくみ対策が期待できます。◎カルシウム=骨や歯の形成に役立ち、イライラの抑制にも。◎マグネシウム=骨を作るための大事な栄養素です。その他リンなども含まれています。「タピオカ」は、過去にも何度かブームが起きていますが、2019年には、タピオカドリンクを飲むこと=「タピる」と言われ、流行語大賞でトップ10入りしたほどでした。殆どがタイからの輸入ですが、ブームの下火がタイの生産農家へ影響を及ぼさないか懸念されるところです。かつての「ナタデココブーム」の衰退がフィリピンの生産農家に打撃を与えたように・・・。