1789年のフランス革命で、多くの貴族が海外に亡命したり、姿を消しました。その為、貴族に雇われていた料理人は職を失い、街に出て店を開供養になりました。それが「レストラン」の始まりだといわれています。最初にレストランを開いたのは、プロバンス伯爵の料理人ボーヴォリエで、その開店は、フランスの美食文化に多大な影響を与えることになりました。地方から出てきた革命議員たちがレストランで仲間たちと食事をするようになり、レストランは市中にまたたく間に増えていきました。この出店をさかのぼること数十年前にブーランジェという料理人が、料理の課程で出来るストック(ブイヨン)を「元気回復材(レストラン)」として売っていました。最初にレストランという文字が使われたのは、このときとされており、これが、レストランの語源が「スープ」だと言われるゆえんです。スープには、確かにそれだけで身も心も温かくしてくれる力があるように思います。たった1杯のスープで元気になる!、何だか素敵です。日本の「味噌汁」も同じ力を秘めている気がしますね。