子どもから大人までみんなに愛されるカレー、一度に沢山作ることができ、残っても最後まで食べ切れる便利な料理です。2~3日経ってからのカレーの方が美味しいと感じる人も多いことでしょう。夏バテで食欲のないときでもカレーだったら食べられるという人もいますよね。ナス、かぼちゃ、ズッキーニ、パプリカなど夏野菜を入れれば栄養たっぷり、見た目もカラフルで食欲をそそります。しかし、要注意なのは、「ウエルシュ菌」による「食中毒」です。カレーやシチューなどのとろみのある料理は、なべの中でうまく対流が起こりません。鍋底に空気の混ざりにくい層ができ、ここに空気を嫌う「ウエルシュ菌」たまって増えやすくなるのです。この菌が熱に強い「芽胞」を作ってしまうと食べる前に加熱しても毒素は消えません。カレーの作り置きをキッチンに出しっぱなしにするのは、非常に危険です。菌の繁殖温度は10~45度です。保存する場合はできるだけ早く冷やす必要があるので、小さな容器に分けて冷やすこと、再加熱する時は、鍋底からしっかり混ぜて空気をよく通してください。カレーは辛いから菌が繁殖しにくいなどと思っている人いませんか?。大間違いですよ!。認識を新たにちょっと気配りをしながら、夏のカレーを美味しく頂きましょう。