農水省が全国470店舗の小売り価格を調べたところ、鍋物の定番野菜、ハクサイは平年より22%安く、キャベツは34%安、ネギは14%安、ダイコンは20%安、最も値下がり率が大きかったのはレタスの35%でした。例年より気温が高く、生育や収穫時期が早まったためですが、生産者にとっては嬉しいことばかりではありません。育ちすぎると品質が低下したり、規格外となるため、価格を維持するために出荷時期を分散することが困難になります。どうしても収穫が過剰な場合は、産地で廃棄されるケースも。捨てられると知ると悲しくなりますが、流通などの問題でそう簡単には消費者にまで届かない現実があるようです。