「豆苗」は、えんどうの若芽とツルを食用とします。中国では春に枝から摘み取った物が高級食材として使われますが、日本では豆を発芽させて茎と葉を食用にするスプラウトタイプで、周年出回ります。カロテンを100g中4700ugとほうれん草より多く含み、ビタミンCや食物繊維も豊富です。サラダやスープや鍋物、炒め物など利用価値が高く、シャキシャキした歯ごたえが楽しめます。根をカットして水に浸けておくと再収穫できますので夏休みの自由研究にもいいですね。①豆から2cm位上の部分をカットし、水に浸けます。②朝晩1日2回、水を入れ替えます。日光が必要ですが、気温が高くなりすぎる夏場は、窓辺ではなく明るい室内におきます。③水は上からかけずに横から、豆にかからない位が目安です。豆まで水がかぶってしまうと、豆が傷んで弱ってしまいますので注意してください。④10日から12日ほどで再収穫できます。お子さんと一緒に挑戦してみては如何でしょう。購入するときは、葉が緑色でしっかりしているもの、根が白く弾力があるものを選びましょう。日照不足と長雨が続き、野菜の価格がまだ高騰している今、「豆苗」は力強い味方です。