『味噌』は、ご存じのように大豆タンパクが豊富、その製造過程で「発酵、熟成」を経ているため、少量でも体内に効率よく吸収されます。昔から二日酔いによいと言われていますが、これは「コリン」という成分が、体内のアルコールが脂肪となって蓄積するのを防ぐためです。また、大豆中の「イソフラボン」がガンの発生を抑制するといわれ、「味噌汁を1日3倍以上飲むと乳がんの発生率が40%下がる」という報告もあります。過酸化脂質の生成防止効果のある「ビタミンE」や「サポニン」、コレステロールの低下効果のある「レシチン」や「食物繊維」、消化を助ける「酵素」、そのほか「ビタミンB2、B12」なども含まれています。塩分が気になる人は、「ナトリウム」を排出しやすくする「カリウム」の多い緑黄色野菜や芋類、海藻類を具材にするとよいでしょう。