煮物やシチュー、カレーにラーメン、味噌汁・・・、『コク』は複雑な味わいのことで、味に濃厚感、持続感、広がりがある時に感じるものです。味覚は甘み、塩味、酸味、苦み、うま味からなり、これらの味を重ねると『コク』を感じやすくなります。但し、酸味と塩味は口に入れたときに強く感じる先味系ですので、これらを加えても『コク』は生まれにくいとのこと。長時間煮込む物は味が重なり、『コク』が出ると言われています。『コク』を増したいときには、うま味や甘み、苦みに特徴のある調味料を足してみてください。例えば、カレーの隠し味にインスタントコーヒーやウスターソースを、和風の煮物や味噌汁は、しっかりダシを取ってから、味噌も2種類以上加えると複雑な味わいになります。でも『コク』のある料理が美味しいとは思わない人もいるかもしれません。『コク』には特別な指標があるわけではなく、感じ方にも個人差があるからです。もし感度を磨きたければ、食べたときに「苦みが強い」とか「うま味が強い」など味を言葉で表現しながら学習を重ね、自分の好みの『コク』を見つけてください。お家で料理する時間がある今だからこそ、ゆっくりと時間をかけて!。マンツーマンレッスンのママシェフクラブなら安心して学べますのでぜひお越しください。