粘着性の強いぬかは通常の精米では除去しきれません。そこで普通の米は、数回とがなくてはならないわけですが、「無洗米」は、筒の中で回してぬかを取り除いたり、ブラシでこすって取り除くなどの方法で、4~5回といだ米と同じ程度にまでぬかを取り除いています。1991年に登場した「無洗米」は、外食産業を中心に需要が拡大してきました。2018年には米全体の需要に占める割合は6%にまで増えてきています。米のとぎ汁にはリンや窒素なども含まれているので、赤潮などの原因になるとの指摘もあります。また、利便性が高いことから災害時の備蓄米としても注目されています。米全体の消費量が減る中、便利な「無洗米」が米を見直すきっかけになればと、期待されています。一人暮らしの大学生の私の息子も「無洗米」ファン!。尚、ぬかが取り除かれているので、計量カップには普通米より多く米粒が入ります。1カップに対し、水を大さじ1~2杯分増やすとふっくら炊けますよ。