『味噌』は栄養の宝庫です。味噌の主な原料の「大豆」は、タンパク質を多く含みますが、熟成の過程でタンパク質がアミノ酸になり、より吸収しやすくなります。味噌汁をよく飲む人は飲まない人に比べて、胃がんの死亡率が半分程度という統計もあるほど。抗酸化物質による老化防止や女性ホルモン作用物質による乳がん予防という効果も期待されています。『味噌』は大豆、米、麦などに塩を入れて発酵させたものです。これらの違いは、発酵の元となる「麹」の違いです。材料の違い、温度の違い、仕込み時間の違いから地方によって、多種多様な味噌が出来上がります。米味噌の消費量が最も多く、豆味噌は東海地方、麦味噌は九州地方で多く食べられています。色々食べ比べてみるのも楽しいですよ。