「必要エネルギーと摂取エネルギーの量的バランス」と「栄養バランス」は、別のものです。「量」は空腹と満腹で実感できますが、栄養バランス、つまり「質」は気をつけないとすぐ崩れてしまいます。自粛期間中スーパーでは、小麦粉、ホットケーキミックス、お好み焼き粉、それにバターなどが、常に品薄状態でした。保存できることとお家でパンやケーキなどを焼いて楽しく過ごそうという人が多かったのでしょう。しかしどれも「粉物」、身体を動かすエネルギーになるものです。取りすぎてしまったエネルギーは、体内に蓄えられます。筋肉や臓器、血管の機能はそのままなのに、体だけ大きくなってしまいますから、負担が大きくなるのは明らか。そこで必要なのが「運動」ですが、無理なく続けられる物を選びましょう。①かかと上げ運動=かかとを上げたり下げたり、第二の心臓と言われるふくらはぎに効きます。血栓を防ぐ効果も。②足の裏側ストレッチ=椅子に脚を乗せ、まっすぐ伸ばし、つま先を真上に向けたり戻したり。③首肩ストレッチ=胸を張って立ち、両肩を斜め後ろに上げ、両肩を近づけストンと落とします。①も②もなにかにつかまってやること、どの動作もゆっくりやること、ちょっとだけ辛い!という程度までやり続るのがポイントです。