『カニカマ』=「かに風味かまぼこ」は、すけとうだらを原料に、かに肉に似せて成形したものです。日本発の食材ですが、今や世界の人々に愛されています。「寿司に欠かせない」とアメリカでも大人気、数々あるネタの中でも定番!になっています。ヨーロッパでは、スーパーで手軽に手に入るほど一般的です。フランスでは、「SURIMI」の名で売られ、サラダやサンドイッチの具材に使われます。スペインには、ウナギの稚魚風「ゥナカマ」まであるそうですよ。大戸屋は、日本では気軽なチェーン店ですが、タイのドラマではおしゃれなデート先として登場します。日本料理は憧れかつ人気になっていますが、「寿司はファーストフード感覚」位に浸透し、寿司の屋台もあるほどで、カニカマ』は本物より好評です。そもそも「練り製品」は、魚肉をすり身にして色々な味や形をほどこした日本独特の魚肉加工品。魚肉に2~3%の塩を加えてすりつぶし、これを加熱すると弾力のある練り製品が出来上がります。祝い事に欠かせないピンクの「蒸しかまぼこ」、お正月のお重に「伊達巻き」、様々な調理に大活躍の「ちくわ」、ふわふわ食感の「はんぺん」、おでんだねに「つみれ」、麺類の具に「なると巻き」、すり身を揚げた「さつま揚げ」などなど、きりがありません。日本人になじみの深い食品が、海外で大人気なのは、とても嬉しいことですね。