見かけるけれど、買ったことがない,使ったことがないという野菜の一つではないでしょうか。しかし古くから日本では、春の香として愛でられ、メインというより、料理にあしらい添えたりすることで存在感を表してきました。周年出回る一般向けの「糸三つ葉」、業務需要が中心で秋から冬が旬の「切りみつば」、香りが強く周年出回る「根三つ葉」に分けられます。傷み易い野菜ですので、濡らしたキッチンペーパーに包んでビニール袋に入れ、野菜室へ。水分の蒸散とともに香りも薄れていくので、乾燥させないように注意してください。勿論早めに食べきることが一番です。独特の香り成分は「ミツバエン」といわれるもので、神経安定、消化促進の効果が期待されます。その他、カロテンやカリウム、ビタミンA、Cも含まれます。熱湯にさっとくぐらせ冷水で冷まし、茎の中央で2つ折りにして一結びした「結びミツバ」、煮物や汁物の飾りに用いると料理がグレードアップします。天ぷらやバター炒めなどにすると、香りが苦手な人でも美味しく食べられます。

手にしたことのない野菜を使うと料理の幅が広がります。『ママシェフクラブ』は、積極的に色々な野菜を使うことを心がけています。レッスンでは毎回必ず新鮮な驚きがあるはず、生徒さんたちのわくわく感も大事にしています。