ツナにマヨネーズを混ぜる「ツナマヨ」は今や定番、起源は明らかではありませんが、19世紀のアメリカで、まだスーパーマーケットがなく、安い食料品が手に入らない時代。食料を無駄にしない工夫から、夕食で残ったハムやチキン、魚をつぶしてマヨネーズと和えてランチにしていた!のがツナマヨの始まりではないかという説があります。1900年代の中頃には女性の社会進出が始まり、人気が出てきたのが『ツナ缶』です。日本で初めてツナ缶を作ったのは、静岡市にあるツナ缶専門店で1929年に製造を開始、まさに世界恐慌、大不況の時代です。失業者対策、外貨獲得対策として北米に輸出する計画の下、行われたと言うことです。「ツナマヨ」と言えば、おにぎりを思い浮かべるほど、おにぎりの具材として大人気です。「ツナマヨおにぎり」を初めて作ったのはセブンイレブン、1983年のことです。コンビニが登場した1970年代まではおにぎりは家庭で作るもので手作りの代名詞でした。コンビニで売リ始めたものの見向きもされない存在でした。その突破口を開いた具材が「ツナマヨ」と言われています。年間国内コンビニでは数十億個のおにぎりが売れる時代。どのコンビニでも第一位の人気を誇っているのが「ツナマヨおにぎり」なのです。