しょうゆの原料は、大豆、小麦、食塩です。蒸した大豆と炒った小麦に麹菌を混ぜて「しょうゆ麹」を作り、これに食塩水を加えたものが「もろみ」です。この「もろみ」を6ヶ月間、発酵、熟成させた後絞ったものが「生揚げしょうゆ」です。これを加熱殺菌して容器に詰めればしょうゆの完成です。最近は加熱しない『生しょうゆ』も多く販売されていますね。よく使われる3種類をご紹介しましょう。①『こいくち(濃口しょうゆ』は出荷量の8割を占めています。塩味、旨み、甘み、酸味、苦みを併せ持ち、調理にも卓上にも使える万能調味料です。②『うす口(淡口)しょうゆ』は関西生まれ、色の淡いしょうゆで、出荷量の1割ほどを占めます。食塩を濃口より1割多く使用しています。色や香りが抑えてあるので、上品に仕上げたいとき、吸い物や含め煮などに最適です。塩味が少々強いのでお気をつけを!。③『たまり(溜)しょうゆ』は主に東海地方で作られる色の濃いしょうゆです。とろ味、濃厚な旨み、独特な香りが特徴で、刺身だけでなく照り焼きや佃煮、煎餅などにも使われています。この3種類を上手く使いこなせば、かなりの腕利き!といえるかも?。