一日中マスクを付ける状況は、肌にとって大きなストレスになります。『不織布マスク』は目が細かく、内側に水分がこもりやすくなります。夏は尚更、内部の湿度が上がり、マスクを外せば水分が一気に蒸発して肌の水分も奪われます。急激に乾燥が進み、蒸れと乾燥を繰り返し、マスクの摩擦も加わって肌が荒れてしまうというわけです。予防するには、マスクを着ける前や後に保湿クリームを塗ること。日中は難しかもしれませんので、せめて朝晩の保湿は忘れずに。そして保湿の前には必ず洗顔料を使って肌を清潔に保ってください。小さすぎるマスクや大きすぎるマスクも肌への刺激が大きくなりますので、できるだけサイズの合ったものを選びましょう。接触部分に柔らかい薄手のガーゼなどをはさむと摩擦は軽減します。また、肌荒れだけでなくニキビも出来やすくなりますので要注意です。『布製マスク』は不織布に比べて通気性がよいのが特徴ですが、通気性を求めすぎると「飛沫を防ぎ、感染を広げない」という効果が薄れる可能性があります。「布製」は人との距離が保てる<屋外>で、「不織布」は<3密のような感染リスクの高いところで>と使い分けることをお奨めします。