植物の種子は、栄養素が凝縮された状態です。その種子が発芽した直後の『スプラウト』は、光合成により、種子の段階では存在しなかったビタミンCが合成され、種子と野菜の栄養素を併せ持つことになります。親野菜と比較すると多くのビタミン類が高い数値を示します。特に「ブロッコリー」には、色素や辛みといった植物の成分「ファイトケミカル」に「スルフォラファン」という成分が含まれ、がん予防効果があることが分かっています。この「スルフォラファン」という成分は、親野菜のブロッコリーにも微量ですが含まれます。が、発芽の際に多く作られることから「スーパースプラウト」と名付けられています。「スルフォラファン」は、抗ピロリ菌効果や肝機能の数値改善にも役立つことも分かっています。食べ方のお奨めは、ビタミンCなどの栄養が失われないように、できるだけ加熱しないこと。またカロテンも多く含まれますから、オイルを使ったサラダなどもお奨めです。