日本人の冬の果物といったら『温州ミカン』。こたつでミカンは定番の風景ですね。代表的な産地・愛媛県松山市でも、気温の上昇で、ミカンの生育に影響が出ています。ミカンの実が大きくなる秋以降に気温が下がらず、皮と実の間に隙間ができる「浮皮(ウキカワ)」が毎年発生、こうなると皮が破れやすく、輸送中に腐りやすくなり味覚も落ちる・・。そこで始まったのが、高めの気温で育てやすい果樹への転換。その一つが『アボカド』です。市ではアボカドの産地化を目指し、今では150戸の農家が栽培するようになりました。国内消費の99%をメキシコなどの輸入に頼っていますが、国産アボカドが出回る日も近いかもしれません。