そこで始まったのが、大手スーパーの『米国産牛肉』の値下げセール。従来38.5%だった関税が、1日に26.6%になり、さらに段階的に下がり、2033年4月には9%になります。扱う牛肉が、国産と輸入が半々だったスーパーも今後は輸入品が増え、豪州産より米国産が増加する傾向にあります。『チーズ』は、チェダーやゴーダにかかる29.8%の関税を段階的に引き下げて最終的に撤廃することになっていますが、カマンベールの関税は維持されます。『小麦』は輸入差益を最終的に45%削減、事実上の関税引き下げになります。家計には勿論メリットとなりますが、農家の方々課題を課されることとなりました。