香りの成分である「ピラジン」は、血液中の血小板の凝集を抑える働きがあるといわれ、生活習慣病の予防効果が期待されています。また、ピーマンは組織がしっかりしているので、豊富に含まれる「ビタミンC」が加熱しても損失しない特徴があります。「ビタミンC」は肌や骨、血管を健康に保つ効果があり、血中のコレステロールを下げる働きもあります。その他、高い抗酸化作用のある「カロテン」も豊富です。カラーピーマンも多く見られるようになりましたが、赤には、ビタミンCが100g中170mg、カロテンは1100ugあり、緑の倍以上含まれています。苦みも少なく甘みが増しているため、子どもにも食べやすく苦手な子には、カラーピーマンから始めるのもお奨めです。調理するときは、まず縦半分に切り、ヘタと種を手で取り除きます。残った種はさっと水洗いするときれいにとれます。白いワタは気にならない場合はそのままで大丈夫です。シャキシャキに炒めたいときは、繊維に沿って縦切り、柔らかい歯ごたえにするには、繊維を切るように横に切ります。鮮度がよい物は、色が濃く、ハリがあり、肉厚なもの。ヘタの部分がかびている物がありますのでよく見て買いましょう。ピーマンは夏が旬、美味しい季節です。沢山食べてください!。