マスク内部は温度や湿度が上がって、汗や皮脂の分泌量が増えます。すると、皮膚に常在する細菌が過剰に増加し、あせもやニキビのような発疹が生じやすくなります。難しいのは、今のような季節の変わり目です。気温が高くべたつきを感じる日には、「洗顔」を頻繁にし、気温が下がって空気が乾燥してきたら「洗顔」の回数を控え、洗顔料は低刺激タイプに、朝は洗顔料なしで水洗顔だけに!と、気候によって臨機応変に変える事が大切です。一般的なマスクは紫外線を通してしまいます。秋はまだまだ日差しが強いですので、日焼け止めを塗らないのは禁物です。マスク着用時だけでなく、着けていないときも、乾燥や摩擦、紫外線などによる刺激から守るため、「保湿と遮光」は必ずしましょう。また、コロナ感染予防の点からみると、帰宅後すぐに、手洗い・うがいの後、肌に優しい「洗顔」をするのが理想です。帰宅直後に化粧を落とす余裕がなかったら、肌の雑菌を除去できる、拭き取り式のメーク落としシートをお奨めします。保湿もできるタイプが安心ですね。勿論、洗顔後の「保湿」は欠かせません。化粧水や乳液に加え、肌の状態にあったクリームや美容液を忘れずに。それでも、赤みやかゆみが取れない場合は、「皮膚科」を受診しましょう。