いいとこだらけの『鶏胸肉』ですが、一つ気になるのは、パサつきです。牛や豚に比べて、鶏肉は保水性に劣り、すぐ硬くなってしまいます。ジューシーに仕上げるには、①下味=タンパク質の凝固防止になる「塩」を肉300gなら3g、肉の線維を緩ませ臭味を消す効果のある「酒」を大さじ1を揉み込みます。②切り方=フォークで数カ所刺し、身の厚い部分に切れ目を入れ、左右に開いて観音開きにします。③加熱=ジッパー付きの耐熱袋を二重にして、肉を入れます。鍋に湯を入れ、ジッパーに入れた肉を入れたら、沸騰しない程度の火加減で15分、火を止めフタをして40分おきます。自家製サラダチキンの出来上がりです。棒々鶏や蒸し鶏、冷やし中華の具にしたり、きゅうりとの和え物に。暑くなり食欲も落ちる時期です。さっぱりなのに栄養価の高い『鶏胸肉』上手に調理して美味しくいただきましょう。